2018年冬アニメで放送された「ラーメン大好き小泉さん」はクール美人な女子高生の小泉さんがただただラーメンを食べまくるというだけのお話でした。
同作は実在の店舗も次に次に登場するのですが「こんなラーメンがあるのか」と改めてラーメンに対する視野を広げてくれたなぁ。
例えばハワイのマクドナルドで売られているサイミンというラーメンや逆に天下一品の喜連瓜破(きれうりわりと読む大阪難読地名)店限定で販売されていたハンバーガーとかは斜め上の発想でなぜその店でそんなものを売っているのかというトリビアでした。
変わった店舗で売られているラーメンと言うことで回転寿司屋のラーメンというのも紹介されていました。
言われてみれば寿司屋は魚のアラが出まくるので出汁素材の宝庫。
めっちゃ旨い魚介系スープが作れそう。
スープといえば色が真っ青なラーメンも紹介されていましたっけ。
あれは何が使われているんだろ?
というか見るからに食欲が減衰する色だったのですが。
ラーメン自体が変わっているものとしてはパパパパパインという店の人気メニューである「パイナップルラーメン」。
酢豚にちょっと入っているだけで攻撃の的になるパイナップルを敢えて使う勇気に感心。
てか、なんでパイナップル?
これを知ってしまうとトマトラーメンなんかがめっちゃ普通っぽく思えてしまうから不思議。
同作には出てきませんでしたが変わったトッピングや具材のラーメンというのはいろいろあるようです。
例えば──「鮎ラーメン」。
塩焼きの鮎がまるごと浮いているそうな。
「サーモンラーメン」。
サーモンを丸ごと1尾使った次世代系ラーメンだそうでフランス料理と融合した1杯だとか。
「特製ひつじそば」は、羊骨を長時間炊いた羊白湯(パイタン)スープに、ラム肩ロースのローストと、羊肉のテリーヌを乗せた、羊づくしの一杯。
お値段は2500円だそうな。
どれも作り手の思い入れと思い込みがたっぷり詰まってそうだなぁと感心しつつ「こういうのは実食するのじゃなくてギャラリーに徹するのが良い気がするなぁ」という如何にも小市民的な感想を抱きながらパソコン越しの料理写真を眺めていたりします。
けど冷静に考えると過日思い付きで作った「麻婆茄子みそラーメン」だってたいがいなものでスープに浮くかどうかも危うい比重の重そうなトッピングをよくもラーメンに浮かべようと考えたものだとこの文章を書きながら改めて思いました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 袋入りラーメン(味噌):1袋
- 茄子:1本
- 揚げ油:適宜
- 豚ミンチ:30g
- サラダ油:6g(大匙1/2)
- 豆板醤:6g(小匙1)
- 青梗菜:1本
- 刻み葱:少々
[調味料パート]
- 水:50g(カップ1/4)
- 味噌:12g(小匙2)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- 片栗粉:3g(小匙1)
[仕上げパート]
- 辣油:適宜
- ごま油:適宜
【作り方】
- 揚げ油を180度に温めます。待っている間に茄子のがくを取り横半分に切って更に6つ割りにします。油が温まったら茄子を加えて2分素揚げします。青梗菜は葉と茎に分けて食べやすい大きさに切ります。
- 袋入りラーメンをパッケージの記載に沿って作ります。
- 2.と並行してフライパンに豚ミンチ、サラダ油、豆板醤を入れて中火にかけ1分炒めます。更に青梗菜の茎を加えて1分、葉を加えて30秒炒めます。
- 3.に1.の茄子と[調味料パート]を加えて中火にかけとろみが付くまで炒めます。
- ラーメンを丼によそい4.をトッピングして上から[仕上げパート]をかければできあがり。
【一口メモ】
- 世の中にはラーメンに麻婆豆腐を載せた麻婆麺(店によっては麻婆豆腐麺と呼ぶところもあり)というのがありますがそれの麻婆茄子バージョンです。感覚的には麻婆系のタンメンという感じでしょうか。ともかく辛くて旨い。
- ラーメンの味は味噌が圧倒的に合います。
- トッピングの餡は少し緩めに調整しています。もっと硬めがお好みでしたら片栗粉を1?2g増やしてください。