丼はサラリーマンにとって一番身近なワンプレート料理のひとつかもしれません。
お昼時に町を歩いていると丼もののお店の前で足を止めるなんて言うことも往々にしてありますよね。
ご飯の上に色とりどりのおかずが載っている丼はそのひと椀だけで完結する大変潔い料理です。
以前、レシピブックで丼を特集した時に少し歴史を調べたのですが丼の発祥は1800年頃、文化文政時代のようです。
どうやらご飯にあさりの煮物をぶっかけた深川丼あたりが最古の丼っぽい。
大方、おかずとご飯を別々に食べるのがめんどうだという横着者が思いついたんじゃないかしらんと僕は睨んでいます。
それから200年、彩るトッピングは和洋中なんでもござれという進化を丼は遂げました。
中にはこの料理のように国籍がよくわからない丼だってあったりするのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:1膳分
- ささみ:2本
- 卵:1個
- キャベツ:2、3枚
- (お好みで)味の素:少々
[調味料パート]
- マヨネーズ:24g(大匙2)
- 味醂:18g(大匙1)
- 豆板醤:6g(小匙1)
- めんつゆまたは蕎麦の返し:大匙1
[仕上げパート]
- 白ごま:適宜
- 刻みネギ:適宜
【作り方】
- 卵を湯呑に割り入れひたひたになるくらいの水(分量外)をそそぎ、電子レンジの500ワットで40秒チンします。 ※温玉はレンチンの時間が長くなると黄身が固まってしまうので短めで止めて余熱で半熟にするのがコツです。
- ささみは筋を取り食べやすい大きさに切ります(お好みで味の素をまぶして下味を付けます)。キャベツは千切りにします。
- フライパンに[調味料パート]を入れて中火にかけます。ふつふつと泡が立ち始めたらささみを加えて転がしながら絡めながら水気がほぼなくなるまで炒りつけて火を止めます。
- 丼にご飯をよそいキャベツを敷き詰めます。3.をその上に盛り付け真ん中に卵がおけるようにくぼみを作ります。1.を茶こしで濾して水気を切りくぼみに盛り付けます。[仕上げパート]を散らせばできあがり。
【一口メモ】
- マヨネーズをベースにした濃厚な味付けに温玉のマイルドだけど濃厚な風味がねっとりと絡むのが楽しいひと椀です。お腹が空いたランチタイムにピッタリ。
- キャベツはレタスやサラダ菜を使っても美味しくいただけます。
- 温玉は余熱で火を通すので最初に作りましょう。
- このソースはなかなかヒットでした。豚肉や牛肉の丼に使っても美味しいですよ。