天津飯という料理は中国にはないそうで完全に日本オリジナルの中華料理のようです。
ネットをいろいろ調べると餃子の王将のが人気のようで「あの味には誰もかなわない」なんてコメントをちらほら見かけます。
根が負けず嫌いなのでだったら作ってやろうじゃんと思って娘たちがまだ小さかった頃に舌コピーでレシピを起こしましたっけ。
嬉しいことに長女は「天下一品」と言ってくれています。
で、長いことその天津飯は我が家の不動のレシピだったのですが、ふと思ったのです。
本当にこれは完成形か?
更に進化させることはできないのか?ひとつのアンサーとしてこんなレシピにアレンジしてみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- ご飯:1人前
- 卵:1個
- 豚ミンチ:30g
- 野菜類:生姜、茗荷、人参、茸など
- 水溶き片栗粉:6g分
[下味パート]
- ごま油:少々
- 豆板醤:3g(小匙1/2)
- 甜麺醤:3g(小匙1/2)
[餡パート]
- 水:120g(120ml)
- 中華スープの素:2g
- 醤油:6g(小匙1)
- ウスターソース:6g(小匙1)
- オイスターソース:2g
- 酒:10g(小匙2)
- 三温糖:6g(小匙2)
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 野菜類は全てみじん切りにします。ご飯はお茶碗で型抜きしてお皿に盛り付けておきます。
- 小鍋に1.と豚ミンチ、[下味パート]を合わせてよく和えます。弱めの中火にかけて肉の色が変わるまで炒めます。
- 2.に[餡パート]を加えてひと煮立ちさせます。水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- 卵を白身(ボウルへ)と黄身(小さな器へ)に分けます。白身を泡立て器で30秒泡立て緩いメレンゲにします。卵黄を加えてさっと混ぜます。
- 多めの油(分量外)をフライパンに入れ、強火にかけてじゅうぶん熱したら3.を流し込んで菜箸でかき混ぜながら一気に火を通します。そのまま、裏返さずに、フライ返しで掬うようにして御飯の上にかき卵を乗せます。
- 3.をたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- 甜麺醤と三温糖で結構甘く味付けしているので「どこが麻婆? 全然辛くないじゃん」と騙されます。あとからじわっ、じわっと辛さが利いてくるのです。
- これは新しい天津飯の1ページじゃないかなと思いました。これが完成形と思っている料理でも目先を変えれば更に先へ進めるんだなと再認識したひと皿です。
- ご飯にも何か味を付けようかと思ったのですが餡がかなり濃厚な味なので白米で丁度良い感じ。
- 卵白を泡立ててスフレオムレツのスタイルにしているので卵1個でできちゃうエコなレシピです。
- 卵にカニカマなどいれると天津っぽさがアップグレードされてテンション上がりますよ。