以前、入院していたころに出た病院食で『ジュリアンスープ』というのがありまして、なんぞやと日記に書いていたら、知人が「千切りにした野菜のスープだよ」と教えて下れました。
で、呑み込みの悪い自分は『ジュリアンさんが考案したのかしらん?』とか変なことを考えておりました。
辞書を引くとjulienne(s)[名詞]千切りだそうです(フランス語でも同じスペルで同じ意味)。そらそうですよね。千切りという日本語に相当する英単語は何かあるはずで、それがジュリアンであろうが、メリーアンであろうが、ジュディ・アボットであろうが、日本人が「ええっ!!」っていう筋合いじゃないです。
ただ一つ疑問が残るのは、上に書いたようにこの名詞はcountablenoun(数えられる名詞)なので複数形があるのです。で、野菜の千切りを作って一本(単数)しかスープに入ってないということはあり得ないので(あったら茶柱じゃん^^;)、複数形で使用する方が普通のはず(じゃないと「千」切りにならないし)。
だったら、juliennes soup=ジュリアンズ スープが正しいんでない? とか思ったりするのですが、ぐぐるとjuliennesoupで出てくるんですよね。なぜだろ??? とまれ、ほぼインスタント的なレシピなのですが、マギーブイヨンなどを使ってパパッと作るスープの典型的として投稿しておきます。
【材料】(3~4人分)
-調理時間:10分-
- 水:600cc(3カップ)
- マギーブイヨン:2個
- バター:12g(大匙1)
- ブラックペッパー:少々
- 玉ねぎ:1/4個
- 人参:3cm
- セロリ:5cm
- ソーセージ:1本
- ドライパセリ:少々
【作り方】
- 小鍋に水とマギーブイヨンを入れて強火にかけます。沸くのを待つ間に玉ねぎ、人参、セロリは千切りに、ソーセージは斜めそぎ切りにして、切ったものから順に小鍋に入れていきます。沸騰したらバター、ブラックペッパーを加えて弱火にし、5分煮込んだらできあがり。器に盛ってドライパセリを散らして戴きます。
【一口メモ】
- 簡単に美味しいスープができちゃいます。ちょっと贅沢ですけど、バターを加えるとコクがぐんと増します。
- 野菜は冷蔵庫のあり合わせを使って下さい。但し、セロリを入れると風味が複雑になるのでお薦め(セロリに限らず香味の強い野菜、玉ねぎ、コリアンダー等はお薦めです)です。我が家ではセロリは3cm程度に切って冷凍保存してあります。結構、便利ですよ。
- マギーブイヨンの量を半分にしてカレー粉を加えればホットなカレースープ(スープカレーではないですたぶん)になります。要は具材がジュリアン(千切り)であればOKなので、味付けはお好みで。醤油を垂らした和風なんてのもありなんじゃないでしょうか。