「昔、マクドナルドではお昼にカツカレーを売っててんで」
なんてことを娘に言ったら
「こいつ何言ってんだ」って顔をされました。
「いや、ホンマやって。その前には炒飯にシューマイのセットも売ってたし」
と言ったら更に「ああ、はいはい」てな顔になりました。
たぶん、「父ちゃんはどっか他の店で食べた料理をマクドで食べたと覚え違いしてるんやろう」と納得したみたい。
けど、マクドナルドで炒飯やカツカレーを売っていたのは紛れもない事実で炒飯なんかけっこう売れていた記憶があるのです。
ただあっという間に飽きられて販売終了になった模様。
まあハンバーガーが食べたくて来た客が「やっぱり炒飯にしとこか」とはなかなかならんでしょう。
満を持して新発売したメニューがさっぱり売れず早々に姿を消すというのはファストフード店では往々にしてあるみたいですね。
海外のマクドナルドではロブスターを挟んだホットドッグを売り出したものの原価が高すぎて採算が合わず撤退したなんて豪快な例もあるようです。
てかそれ以前にハンバーガーが食べたくて来た客がロブスターに目移りするかというのがそもそも疑問ですが。
けど早々に終売になってしまった商品ほどなんか無性に食べたくなる──あるいは「1回くらい食べときゃ良かった」なんて悔やむのは人の性とは言いながら皮肉な話です。
だったら新発売の頃にせっせと通って売り上げに貢献しろよwマクドナルドの永遠のライバル(?)モスバーガーにも当然終売になった商品はいろいろあるみたい。
僕はそもそも売りに出されていたこと自体知らなかったのですが「トマトチキンチャウダー」なるスープが売られていたとか。
しかも今は売られていないとか(沖縄限定で売っているらしい)。
売ってないとなると食べたくなるのは人の……以下略。
ネットを検索すると味の評価や再現を試みたレシピなどがちらほら見つかったのでその情報をもとにこんな感じのスープだったんじゃないかなと想像を逞しくてレシピを組んでみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 鶏むね肉:50g
- じゃがいも:1/8個(じゃがいも1個を他の料理とシェアする前提)
- 人参:2cm
- 玉ねぎ:1/4個
- 水:120g(120ml)
[ルウパート]
- 薄力粉:6g(小匙2)
- オリーブオイル:4g(小匙1)
[ミルクパート] 牛乳:80g(80ml)
- マヨネーズ:6g(大匙1/2)
- トマト缶:50g分
- おろしにんにく:ひとかけ分
- [調味料パート]
- 塩:1g(小匙1/6)
- コンソメスープの素(顆粒):3g
[スパイスパート]
- ブラックペッパー:少々
- オレガノ:少々
- オールスパイス:少々
【作り方】
- 玉ねぎ、人参、じゃがいもは5mm角の角切りに切ります。鶏肉を1cm角に切ります。小鍋にこれらとと[ルウパート]のオリーブオイルを合わせて鶏肉の色が変わるまで炒めます。更に[ルウパート]の薄力粉を加えて粉っぽさがなくなるまで炒めます。
- 1.に水120gを加えて強火にし、泡立て器でかき混ぜながらひと煮立ちさせてとろみを付けます。[調味料パート]を加えて火を弱火にして蓋をし、5分煮込みます。 ※泡立て器で常に攪拌することでダマができるのを防げます。
- 2.をやっている間に[ミルクパート]を合わせてよく混ぜておきます。[ミルクパート]を3.に加えてひと煮立ちさせ[スパイスパート]を振ってすぐに火を止めればできあがり。
【一口メモ】
- ミルク系のクラムチャウダーのクラム(アサリ)をチキンに変えてトマトを加えたイメージのスープです。にんにくの風味が利いていてぽかぽか体が温まるので冬場には特におススメの一杯かも。
- 鶏肉はささみやもも肉を使っても美味しく作れます。
- 野菜はあり合わせでいろいろ加えると風味が複雑になって楽しいです。茸を入れるのもありですよ。
- [スパイスパート]は風味を複雑にするためのオプションのようなものです。手持ちがなければパスしても問題ありません。