僕が子供の頃はアレルギー体質に対する認知がまだまだ進んでいなくて蕎麦アレルギーの子供に「好き嫌いを言わずに食べろ」と教師が強要して死なせたなんてニュースを見かけた覚えがあります。
今日日はずいぶん情報が浸透したのかマシになった気がします。
学校の給食だけでなくファストフードのお店でも商品ひとつひとつに何が使われているか表示されるようになったりしていますね。
「昔に比べてアレルギー体質の人が増えてね? やっぱり環境が汚染されて……」
なんて意見も出そうですが恐らくは増えたのじゃなく、昔から大勢いたけど認知されていなかっただけでは?
なんて僕は思っています。
アレルギーを引き起こす食品もいろいろありますが乳製品のアレルギーなんかはきつそうですね。
小学校の給食には必ず牛乳が出ますし、外食しても洋食はほぼ全滅じゃないのかな。
ただ、気の利いたお店なら予め伝えておけば乳製品を使わない料理に替えてくれるところもあるらしい。
そんな時、牛乳の代わりによく使われるのが豆乳だそうです。
確かに牛乳と風味はよく似ているし牛乳と同じ扱いができて便利そうですね。
けど、それはおそらく日本独特の食文化がベースになっているもので欧米ではそもそも豆乳という食品が知られていないのでそのアイデアは生まれなさそう。
逆に日本食ブームに乗って日本料理店で知らずにこんな豆乳料理を口にしている人は案外たくさんいるかもしれません。
もっと、アレルギー対策に有効な食品としても認知度が高まると良いな。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 豆乳:200g(カップ1)
- 酒粕:10g
- 鰹だしの素:小匙1/2
- 薄揚げ:1/4丁
- 刻みネギ:少々
- 白味噌:4g
- 赤味噌:14g
【作り方】
- 酒粕は包丁で小さく刻みます。薄揚げは3mm幅の小口切りにします。
- 小鍋に豆乳、酒粕、鰹だしの素を合わせてひと煮立ちさせます(吹きこぼれに注意)。火を止めて泡立て器などで酒粕をしっかり煮溶かします。
- 2.に薄揚げを入れて弱火で3分煮ます。火を止めて味噌を加えよく溶きます。再度温めて沸騰寸前で火を止めて器によそいます。上から刻みネギを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- 酒粕が豆乳の風味を一段濃厚にしてくれています。そして体の芯からぽかぽか温まってきます。寒い冬の夜にオススメの一杯だな。
- お好みでおろし生姜を加えると更に体がポカポカしますよ。
- 具材は他にも鶏肉や白身魚、鮭などがオススメです。できればフライパンで焼いて火を通してから加えてみてください。