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和麺

サラダうどん

「年を取ったと感じる」

なんて最近、娘がグチります。

いや、君はまだ二十代半ばやんw

なんて思いながら何がどうしたと訊いてみたら友人とこんな会話をしたらしい。

  • 娘「この曲ちょっと前にめっちゃ流行ったよね。好きやったなあ」
  • 友「何言うてるのこの曲が流行ったんてうちらが中学の頃やで」
  • 娘「げっ、もう10年以上前か」

なんてね。

なるほどそういういのは僕も経験があるな。

松田聖子がアイドルやっていたのもつい昨日のような気がするし、なんならピンクレディが活躍していたのだってちょっと前のような気がします……

って、おっさんやなぁw

わりと誰にでも起きているように感じるこの現象の原因を考察してみました。

若い頃の記憶は鮮明に残っている反面、年を取るにつれて経験した記憶は老化でぼろぼろと欠落していく。

結果、十年、二十年の時間をすっ飛ばして若い頃の記憶がつい昨日のことのように錯覚してしまうといったところではないでしょうか。

けど中には自分の記憶にあるわけでもないのにその出来事、そのもののイメージや雰囲気から勝手に最近のものと思い込んでいることっていうのもあるようです。

この前、娘に「シェークスピアって日本で言うと関ヶ原の合戦やってた時代に生きた人やねんで」と言ったら「うそっ、明治時代くらいかと思ってた」と言われましたし、僕の友人には宮本武蔵は幕末の剣豪だと思い込んでいた人もおりました。

いや、戦国時代でないとあの生き方は物騒すぎるでしょw

かくいう僕もサラダうどんというのはバブル崩壊よりこちらのグルメブームの中で誰かが考案したお洒落な食べ物と最近まで思い込んでおりました。

けど、サラダうどんが新宿の「三国一(さんごくいち)」といううどん屋さんで誕生したのは昭和50年代前半。

1980年(昭和55年)頃に大ブレークしたんですって。

バブル期よりだいぶ前だな。

めっちゃ女子ウケしたらしいけどその頃によくこんなお洒落な料理を思い付いたなと感心します。

で想像をたくましくしてみるのです。

その頃、東京を闊歩していた女子たちが久しぶりに集まって「そういえばちょっと前にサラダうどんが流行ってたよね」なんて会話しているのを。

いやそれは50年以上前の話ですから。

そして皆さんは当時二十歳そこそこだったとしてもうすぐ喜寿や傘寿を迎え……

ほんに光陰矢の如しです。

【材料】(2~3人分) 

調理時間:16分(うどんの規定茹で時間を12分で想定した場合です。なお、うどんを冷やす時間は含めていません)-

  • うどん:乾麺1束または生麺1玉
  • 野菜類:トマト、きゅうりなどサラダで使えそうなもの適宜
  • トッピング類:葱、天かす、刻み海苔など適宜

[ドレッシングパート]

  • 蕎麦の本返し:大匙1またはめんつゆ大匙1
  • 和風ドレッシング:10g
  • 鰹出汁の素:小匙1/2
  • おろしにんにく:ひとかけ分
  • おろし生姜:ひとかけ分

【作り方】

  1.  うどんを茹でる湯(分量外)を沸かして規定時間にしたがってうどんを茹でます。待っている間に野菜類を食べやすいように切って冷蔵庫で冷やします。[ドレッシングパート]を合わせてよく混ぜて冷蔵庫で冷やします。 ※規定の茹で時間に幅がある記載の場合MAXの時間で茹でます。
  2. うどんをざるに揚げて流水に当てて〆ます。更に氷水に浸けてしっかり冷やします。 ※できれば氷水の入ったボウルごと冷蔵庫で10分以上冷やすとなお効果的です。
  3. 2.のうどんをざるに揚げ水気を切って深皿に盛ります。野菜類、トッピング類をその上に盛り付け[ドレッシングパート]を回しがければできあがり。 ※天かすは[ドレッシングパート]を回しがけた後に盛り付けるとカリカリの食感が保てて楽しいです。

【一口メモ】

  • 青じその風味がしっかり利いて清涼感あふれる冷やしうどんになりました。野菜もしっかり摂れるので女子ウケしそうな一皿です。
  • ポイントはつゆ。蕎麦の返しをドレッシングで割ることで一気にサラダっぽい風味に変身します。それだけ市販のドレッシングが良くできているということなんでしょうね。使うドレッシングのおススメはノンオイルタイプです。
  • トッピングの野菜は冷蔵庫のあり合わせで構わないのでできるだけいろいろな種類を盛り付けましょう。ぐぐっと栄養価があがりますよ。

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