google大先生をはじめ検索エンジンが発達した今日日、知りたいことの答えがすぐに見つからないことのほうが珍しいかもしれません。ところが、先日から気になっているこのブログの表題──
漢数字オンリー、それ以外の漢字を含まない四字熟語はあるのか?
というのが、なかなか難題でgoogle大先生を以てしてもなかなか発見できない。って、なんでそんなことが気になりだしたかは忘れました。たぶん、単なる好奇心でそれ以上の意味はなかったと思います。
十万億土だの八百八町だの十中八九だの惜しいやつはあるんですよ、けどそれぞれに、土、町、中など一文字漢数字じゃない漢字が入っている。今のところ自力で思いついたのはこの四字熟語だけです。
三々五々
我ながらお見事の一言に付きます。
あっちに三人、こっちに五人と人が散っていく様を表した熟語ですね。面白いことに英語ではTwos and threesと言うそうです。発想が同じだなぁ
更にネットで調べているとこんなのがありました。
万々千々(非常にたくさんあること)
一五一十(一から十まで)
うーん、一生使うことがない言葉な気がするな(笑)
これが四字中三字が漢数字というのは大定番のようで数多あります。その場合、三字の漢数字が残り一文字を修飾するケースが多いみたい。
上の例で言えば十万億土は遥か遠くの「土地(場所)」という意味ですし、八百八町は江戸に「町」がたくさんあったことを表します(本当に丁度808個だったんじゃないと思うのですが)。
ちなみに大坂(今の大阪)は八百八橋と呼ばれていました。大阪城の周りに作られた街でお堀にかかる橋が多かったんですね。
閑話休題。じゃあ、二字熟語、三字熟語だったらどうかと考えてみましたがこれもなかなかに難しい。二字熟語なら
一々
ひとつひとつという意味の二字熟語。「一々、文句を言うな」なんてふうに使います。ってこれは熟語なのかなぁ。
とまれ、やはり漢数字オンリーの熟語というのは稀有なもののようですね。
ちなみに三字熟語はいまだ思い付きません。どなたか思いついた方はコメント欄まで一報いただけると嬉しいな。
おまけで英語の話を一つ。日本語で「せーの」という掛け声は英語でこう言います。
One two!
なんとなく知らなくても言われたら通じますね。
2020/02/09
広辞苑普通版第七版 [ 新村出 ] | |||
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