1978年(昭和53年)とのことなので僕が中学2年の年ですね。
味の素からCookDoシリーズという手軽に中華料理が作れるレトルトパックのシリーズが新発売されました。
それから四十余年、中華に限らず洋食や和食のお惣菜バージョンのレトルトパックもいろいろなメーカーから発売されています。
この種の商品の使い方は概ねこんな感じ。
- 材料を切る
- フライパンで材料を炒める
- レトルトパックをかけて絡めればできあがり。
ふと疑問に思ったのですが、なんでレトルトカレーみたく豆腐やひき肉も入っている麻婆豆腐のパックにしてレンチンのみという商品になってないんでしょう。
もしかして豆腐をレトルトにするのは技術的に難しいのかな?
なんて考えもしましたが、いやいや需要があればそんな技術の壁は絶対に乗り越えられるはずと考え直しました。
ということでちょっと調べてみました。
答えは……
その方が売れるからですって。
レンチンして皿に移すだけという工程だと明らかに手抜きに感じられて使う人の罪悪感を刺激してしまう。
その罪悪感がスーパーで手に取るのをためらわせる。
そこで主食材は用意してもらってそれを炒めるという手順を踏んでもらうことで
「料理をしている」
という満足感を得てもらうという配慮から来ているそう。
メーカーもいろんなことを考えるものですね。
けどまあ、主食材まで用意したんだったら家にある調味料を自分で合わせればわざわざレトルトパックを買ってくる必要はないとも言えます。
ということでスーパーでレトルトパックのタイトルだけ覚えて帰って自分で調味料を合わせて作る僕みたいなふとどきなやからもいるわけです^^;
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 厚揚げ:半丁
- 小松菜:2株
- 豚ミンチ:30g
- 生姜:スライス1枚
- にんにく:ひとかけ
- ごま油:8g(小匙2)
- ホワイトペッパー:少々
[調味料パート]
- 水:100g(カップ1/2)
- 中華スープの素:4g
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- オイスターソース:3g(小匙1/2)
- 酒:5g(小匙1)
- 砂糖:3g(小匙1)
- 片栗粉:6g
【作り方】
- 厚揚げは5mm厚の拍子木に切ります。小松菜はざく切りにし葉と茎を分けておきます。生姜、にんにくはみじん切りにします。[調味料パート]は合わせてよく混ぜておきます。
- フライパンにごま油と生姜、にんにくを入れて弱火にかけます。香りが立ってきたら豚ミンチを加えて中火にし、肉の色が変わるまで炒めます。
- 2.に小松菜の茎を加えて2分炒め、小松菜の葉と厚揚げを加えて更に1分炒めます。
- 3.に[調味料パート]を加えて(片栗粉が沈殿しているのでよく混ぜて下さい)強火にかけ水気が半分くらいになってとろみが付けばできあがり。
【一口メモ】
- なんか、ほっこりする風味の中華料理になりました。豆板醤などの辛味調味料を使っていないので子供から老人まで安心して食べられますよ。
- 使っている主食材は豆腐(厚揚げ)に小松菜。地味だけど栄養満点です。野菜嫌いの子どもたちでも目先を中華に変えれば喜んで食べちゃうかも。
- たぶん、これと似た味の合わせ調味料のレトルトパックは既に売られている気がします。けど、実は家にある調味料を合わせれば自作できちゃうのです。お財布にも優しいのでオススメですよ。