2024年冬アニメのラインナップに「姫様”拷問”の時間です」という作品があります。
タイトルだけ聞くと何やら怪しげな響きを感じるのですがその実態は馬鹿馬鹿しいようなギャグアニメだったりします。
ストーリーは魔王城に囚われた帝国の姫君が毎回苛烈な拷問を受けるというもの。
その拷問の内容とは姫様の目前で……
バターをたっぷり載せた焼き立てのトーストを美味しそうに食べて見せる。
深夜に姫を起こして熱々のラーメンをすすって見せる。
香ばしいソースが香り立つたこ焼きをふうふう言いながらほおばる。
などなど。
毎回、姫様は即落ちして帝国の秘密をばらしてしまう(その秘密というのがまたしょうもない情報が多い)というお約束のオチが付きます。
拷問の内容はしょうもないのですが深夜にオンエアされる同作をリアルタイムで観ている視聴者にとってはまさに拷問。
小腹が空いている時に観るものではありません。
そう、本当に拷問されているのは視聴者なのです。
そう考えると拷問アイテムのチョイスに原作者のセンスが光ってるなぁと改めて思います。
- 「誰もが知っているもの。食べたことのあるもの」
- 「適度にジャンクで手軽に食べられる夜食向き」
- 「気軽に手に入るもの。けど深夜には入手困難」
味がイメージしやすく、すぐにでも食べたいのに家にはない!
そういうものばかりを選んでくる底意地の悪さ(誉め言葉)はまさに拷問級です。
本作を観ながら拷問に使えそうな料理を想像するのも楽しいんですよね。
唐揚げ、焼鳥、ポテトチップスにコーラなどなど拷問のアイデアは無限に湧いてきそうです。
ちょっと凝った料理ということであれば……
そう、「照り焼き」なんかもありなんじゃないかな。
チキンがど定番ですがちょっと変化球をかけて冬が旬のぶりなんかを使われたら……
僕なら即落ちしてしまいます。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ぶり:1切れ
- 白ネギ:10cm
- ししとう:3本またはピーマン1/2個
- 生姜スライス:1枚
- にんにく:ひとかけ
- サラダ油:6g(大匙1/2)
- ごま油:2g(小匙1/2)
[調味料パート]
- 水:30g(大匙1)
- 濃口醤油:12g(小匙2)
- 酒(できれば紹興酒):10g(小匙2)
- 豆板醤:3g(小匙1/2)
- 鶏がらスープの素:小匙1/2
【作り方】
- 白ネギは3cmのぶつ切りにします。ししとうはヘタを取ります。生姜とにんにくはみじん切りにします。[調味料パート]を合わせてよく混ぜておきます。
- フライパンにサラダ油と生姜、にんにくを入れて中火にかけます。香りが立ってきたらぶりを入れて焼きます。ぶりに焼き色が付いたらひっくり返して焼きます。このタイミングで白ネギ、ししとうも加えて焼きます。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡めながら水気がなくなるまで焼けばできあがり。
【一口メモ】
- 照り焼きというネーミングのわりには甘くないです。というか豆板醤が利いてけっこうホットな辛さ。照り焼きチキンなどとは真逆なテイストだけどこれはこれでありな気がする。
- 鰤は脂が乗っているので付け合わせにする野菜は油と相性の良いものがおススメ。他には細切りにした茄子やエリンギなどの茸なども面白いと思います。
- 鰤の代わりに冬が旬のさわらや鱈、牡蠣などを使っても美味しいですよ。