美味しんぼは言わずと知れたグルメ漫画の金字塔でそこで紹介される料理は「究極」の名にふさわしい気合の入ったものが多いのですがたまに息抜きするようなB級グルメ回がありました。
中でもよく覚えているのは「恥ずかしい料理大会」。
人に言うには恥ずかしいような料理だけどホントに美味しいんだよというのを自慢し合う大会です。
その中で紹介された料理に「肉なしとんかつ」というのがありました。

なんじゃそらという感じですが要は
「僕はトンカツの衣が大好きなんだ。あの衣をおかずにしてご飯20杯はいける」
みたいな自慢でした。

うーむ、トンカツの衣は僕的にはどうかと思うのですが似たような嗜好があるのは理解できます。
たい焼きのがわだけ食べたい。
ソフトクリームのコーンだけバリバリかじりたい。
なんてね。

そういえばすっかり大阪名物になった肉すいも吉本新喜劇の花紀京さんが二日酔いで食欲がなくて「肉うどん、うどん抜きで頂戴」と言ったのが始まりだったとか。
僕もカップヌードルのカレーをスープのみとかってのはちょっと憧れます。
その料理が好きというよりはその料理の一部分──あそこが好きっていう嗜好はもしかしたら口に出さないだけで多くの人が心の奥底に秘めているのかもしれません(深遠だな(笑))。
僕にもいくつかそういう嗜好というかこだわりがありますが、そのひとつに母が作る水餃子の餡が好きというのがあります。

餃子の皮はいらないのであれだけ肉団子のようにして食べてみたい──だったら作って食べれば良いじゃないかと思い立ち作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:65分-
- サラダ油:少々
[餡パート]
- 豚ミンチ(赤身じゃないやつ):100g
- 卵:1個
- 片栗粉:18g(大匙2)
- 白菜:200g
- 刻みネギ:5cmくらい
- おろし生姜:ひとかけ分
- 醤油:12g(小匙2)
- 塩:ひとつまみ
- 酒:7g(大匙1/2)
- ラード:12g(大匙1)
- ごま油:12g(大匙1)
[スープパート]
- 水:150g
- コンソメスープの素:3g
- 水溶き片栗粉:5g分
【作り方】
- [餡パート]の白菜はみじん切りにして耐熱皿に入れラップをかけて電子レンジの500ワットで2分チンします。
- 1.をやっている間に[餡パート]の残りをボウルに入れて大きめのスプーンやゴムベラでわしわし混ぜ込みます。これに1.を加えて混ぜ込み7、8個に分けて小判型に整形します。
- フライパンにサラダ油少々を入れて強火にかけ2.を並べてしっかり焼き色が付くまで2分ほど焼きます。ひっくり返して中火にし、更に2分ほど焼きます。
- 3.と閉口して小鍋に[スープパート]の水溶き片栗粉以外を合わせてひと煮立ちさせこれに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。3.を深皿に盛って[スープパート]を回しがければできあがり。
【一口メモ】
- 生姜、ごま油の風味が利いていかにも中華って感じのつくね料理になりました。餡は中華スープの素だと味がかぶってしまうので洋風のコンソメの素を使うのがおすすめです。
- 肉や白菜の分量はある程度アバウトで構いません。わざわざ買い足すのではなく冷蔵庫にあるだけで済ませてください。
- これの元になった水餃子のレシピでは皮に包む前提なので使っていないのですが、つくねとしてはまとまりがつかなかったのでつなぎに卵、片栗粉を加えています。ちょっと心もとない緩さの餡ですが焼けばしっかり固まりますのでご安心を。
- オリジナルのレシピはスープに浸す前提なのでかなり濃い目の味付けでした。これは餡自体をおかずにするので調味料の量を2/3くらいに減らしています。
- 仕上げに粗挽きのブラックペッパーや粉チーズを振っても美味しいですよ。お好みでタバスコなんてのもありかな。

