今夜は麻婆茄子にしましょう、なんて思いならが冷蔵庫を開けたところ、茄子が……ないだと。
いや、正確にはあと1本残っているのですがこれは週末のカレー用。
それ以外にあと1本あったはずなのに。
一人暮らしでこの状況はたんなる健忘症か何かに過ぎませんが複数名が生活している家ではお料理あるあるですね。
そういえば娘が昨夜、なにか作っていたような……普段から「この食材は○○に使うから」ときちんとコミュニケーションを取っておけばこんなことは防げるのです。
あるいはプリンのようなものなら名前を書いておくとか。
でもまあ、それはあくまでも予防策。
起きてしまった事態に対しては有効な策ではありません。
特に既に解凍したミンチがまな板の上に鎮座している状況においては後悔するより善後策を考えるのが建設的でしょう。
ということで野菜室を改めてチェック。
考えてみれば「麻婆○○」という料理は元々、豆腐を使うものだったはずなのです。
それを誰かが「茄子でもできるんじゃね」とか「春雨でやってみるべ」と思いついて試してみたら美味しかったというだけのこと。
もしやこの料理、たいていの食材で作れるのでは?
と思い至った次第。
この際、「麻婆エリンギ」でも「麻婆トマト」でもなんでもよかったのですがちょっとお腹が空いていたのでお腹にたまるものが良いと思い、野菜室に常備してあるこれ(=じゃがいも)を使うことと相成ったのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- じゃがいも:2個
- 合い挽きまたは豚ミンチ:50g
- 生姜:スライス1枚
- 刻みネギ:少々
- にんにく:ひとかけ
- 豆板醤:6g(小匙1)
- サラダ油:4g(小匙1)
[餡パート]
- 水:100g(カップ1/2)
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:10g
- 鶏ガラスープの素:2g
- 水溶き片栗粉:3g分
【作り方】
- じゃがいもは皮を剥いて1cm角の細切りにします。これを耐熱皿に入れラップをして串で2、3箇所穴を開け電子レンジの500ワットで2分チンします。
- 1.をやっている間に生姜、にんにくはみじん切りにします。フライパンか中華鍋にミンチ、生姜、にんにく、豆板醤、サラダ油を合わせて中火にかけます。肉の色が変わったら火を止めます。
- 2.に[餡パート]を加えて中火にかけひと煮立ちさせます。これにじゃがいもを加えて1分煮込みまず。これに水溶き片栗粉を回しがけとろみを付ければできあがり。お皿に盛って刻みネギを散らして頂きます。
【一口メモ】
- 味は定番の「麻婆○○」の味付けですがホクホクのじゃがいもの食感が新鮮です。これはこれでありでしょ。
- ちょっと手間ですがじゃがいもに薄力粉をまぶして揚げたフライドポテトを使うとカリカリの食感が楽しいですよ。
- お好みで粉山椒を仕上げに振るとより辛味が増します。僕はそっちのほうが好きかな。