スタジオジブリ、宮崎駿監督の「風立ちぬ」。
ネットのレビューを見ても評価が割れまくっている作品ですが僕は大好きです。
大好きなのだけれど劇場で観た時の感想は「この作品のテーマは良い年をしたおっさんにならないと理解できないのでは」でした。
結核を患って余命もおぼつかない奥さんをほったらかして飛行機を設計することにのめり込む主人公──普通に考えればひどい男です。
けどね、30年以上システムエンジニアをやってきたおっさん(=僕)は思うのです。
エンジニアってそういう生き物だから。
エジソンがあまり根を詰めて仕事をするので心配した奥さんが「少し休んだら」と声をかけたらエジソンはこう尋ねたそうです。
「君、誰だっけ?」
エンジニアってそういう生き物なのです(って、さすがに極端だけどw)。
「風立ちぬ」の中の印象的なシーンに職場近くの定食屋で鯖の味噌煮定食を食べるシーンがありました。
主人公は抜いた骨を見て「美しい」というのです。
それは画家が感じる美しさではありません。
その曲線を飛行機の翼に応用できないかと貪欲に考えるエンジニアの視点。
つくづく、エンジニアとは24時間自分の作っているもののことしか考えない生き物なんですよね。
【材料】(2人分)
-調理時間:25分-
- 鯖:1尾
[香味ダレパート]
- おろしにんにく:ひとかけ分
- おろし生姜:ひとかけ分
- 酒:7g(大匙1/2)
- ごま油:6g(大匙1/2)
【作り方】
- 鯖は3枚におろして骨を抜き食べやすい大きさに切ります。これに[香味ダレパート]をまぶしてラップで圧着し10分置きます。
- 魚焼きのグリルか230度に予熱したオーブンで10分焼けばできあがり。(途中で1度ひっくり返します)
【一口メモ】
- 鯖は煮物でも美味しいですが焼いても美味しい。ストレートに塩焼きもありですが[香味ダレパート]で風味を変えても楽しいですよ。
- 水菜など葉野菜の和風サラダを添えると見た目も栄養もぐんとアップします。
- 塩気の調味料を使っていないので鯖は塩サバがオススメ。真鯖を使う場合は軽く塩を振って下さい。
- 強力粉を薄くまぶして衣を付けると食感が良くなります。