年表を繙くと「ウィリアム・カレンがジエチルエーテルを減圧沸騰させ、その気化熱で周囲を冷却し、少量の氷を生じさせた」のが冷凍技術の始まりだそうです。
なんと1748年のこと。
フランス革命より40年位前の18世紀前半じゃないですか。
しかも、「氷で冷やして冷凍」みたいなノリかと思えばわりと化学的なアプローチ。
てっきり産業革命の一産物だと思ってたのにな > 冷凍技術。
それから冷凍技術は研究を重ねに重ねられ僕らが子供だった昭和40年代には家庭にも冷蔵庫が普及し始めます。
けど、その頃の冷凍ものは「生に比べて味が悪いのが当たり前」で安かろう悪かろうの代名詞でした。
それから更に40年、瞬間冷凍技術が進歩して冷凍ものは生さながらの鮮度を誇ります。
先日、冷凍秋刀魚が安かったので買って帰ってこれを作ったのですが、美味しかったですよ。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 秋刀魚:1尾
- 片栗粉:適宜
- 揚げ油:適宜
- 玉ねぎ:1/8個
- 人参:スライス数枚
[三杯酢]
- 酢:30g(大匙2)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- だし汁:30g(大匙2)
【作り方】
- 秋刀魚は三枚におろして食べ易い大きさに切り塩をして5分おきます。
- 1.をやっている間に三杯酢を合わせ、細切りにした玉ねぎ、人参を加えます。
- 秋刀魚の水気をキッチンペーパーで切って片栗粉をまぶし、170度に熱した揚げ油であげます。
- 3.が熱いうちに2.に加えてよく和えればできあがり。1、2時間漬け込んでから戴きましょう。
【一口メモ】
- 香ばしく揚がった秋刀魚と三杯酢がよく合います。秋の魚のイメージが強い秋刀魚ですが今では良い冷凍ものが出回っているのでむしろ暑さでへばっている夏のご馳走かも。
- お好みで鷹の爪の輪切りを加えて下さい。ぴりりと辛くて味が引き締まります。砂糖を小匙1くらい加えるのもありかな。このへんは好みですね。
- 他の魚や鶏のささみ、胸肉などでも美味しくできますよ。