今ではすっかり宮崎名物になっている「肉巻きおにぎり」は発祥がわりとはっきりしている料理です。

元々、居酒屋の賄い料理だったものをお客に出したら大人気。
1997年11月にそれを販売する会社が設立されたという経緯のようです。
この料理のコンセプトはほかほかご飯に焼き肉という組み合わせ。

まあ、人気は出ますよね。
おにぎりと焼き肉、どっちが主役ということもないでしょうけど、少なくとも「肉抜きの肉巻きおにぎりとおにぎり抜きの肉巻きおにぎりとどっちが食べたい?」と訊かれたら「肉のみの方」に軍配が上がりそうです(なんちゅう二択やねん)。
同じように別の食材にお肉を巻いた料理は他の土地にもありまして京都府八幡市の名物に「八幡巻き」というのがあります。
こちらはごぼうに肉を巻いたもの。

その発祥は戦国時代に遡るそうですが元々は鰻やドジョウなどの川魚をごぼうに巻いた料理だったようです。
そして肉巻きおにぎりと真逆でこの料理の主役はあくまでも「ごぼう」。
八幡村(現在の八幡市)の特産だったごぼうを美味しく食べようというコンセプトから生まれた料理なのです。
今ではおせち料理の定番としてお馴染みになっていますがいつもいつも和風ではつまらない。

2022年はちょっと洋風のアレンジを加えた味付けに挑戦してみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ごぼう:1/2本
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 豚バラスライス:4枚
- 薄力粉:適宜
- オリーブオイル:24g(大匙2)
[調味料パート]
- バルサミコ酢:10g(小匙2)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
【作り方】
- ごぼうは豚肉の幅より少し長め(3?4cm)に切り更に4つ割りにして水に放ち10分おきます。
- フライパンにオリーブオイルの半量(12g=大匙1)を入れて中火にかけ水気を切ったごぼうを入れてしっかり目に炒めて塩、ブラックペッパーで味付けをします。
- 豚肉をまな板の上に広げて薄く薄力粉を振ります。ごぼうの1/4量を肉の端に載せて巻いていき巻き終わりに薄力粉を付けて接着します。
- フライパンにオリーブオイルの残りを入れて中火にかけ3.を巻き終わりを下にして並べてしっかり焼き色が付くまで蒸し焼きにします。これを転がしながら全面に焼き色を付けます。
- 4.に[調味料パート]を加えて絡ませながらほぼ水気がなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- ごぼうは煮ずに炒めているのでシャキシャキした食感がしっかり残っていて主役の貫禄を醸し出しています。それを巻く肉も濃い目の味付けがザ・おせちって感じ。
- 影の立役者はバルサミコ酢。ともすれば和風の重たい味付けになりがちな料理の風味をおしゃれな洋食に変えてくれています。
- ごぼうと同じ太さに切った人参やグリーンアスパラを下茹でして一緒に巻いても楽しいですよ。

