テレワーク主体のワークスタイルになったとはいえ、サラリーマンをやっているとなかなか3食自炊というわけにはいかず、お店で食事をすることもしばしばです。
中には一口食べたら「旨い」と思わず歓声を上げたくなるお店もあってそんな時はちょっと得したような幸福感を味わえます(口福というべきなのかな)。
けどね、あとで考えてみると一口目でそう感じるのは相当味がしっかり付いている証拠。
良いおっさんになってしまった今日この頃、健康面で考えると必ずしも幸福とも言えない料理だよなぁとも思うのです。
その点、自炊の良いところは調味料の加減を自分でできること。
しっかり管理すれば塩分、糖分のとり過ぎにはならず調味料だって節約できます。
で、長いこと自炊をやってきて思うのは思っている以上に少なめの調味料でも案外味を楽しめる料理が作れるということ。
味付けのコツはひとくち食べたら物足りないくらいでちょうど良いのです。
食べ終える頃にはその味に慣れてしまっていて、「あ、もうちょっと食べたいかも」と飽きが来ずに箸を置くことができますから。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 大根:3cmくらいの輪切り
- アサリ(冷凍むき身):数粒
- 三つ葉:1~2本
[調味料パート]
- だし汁:100g
- 塩:1g(小匙1/6)
- 酒:15g
- 水溶き片栗粉:3g分
【作り方】
- 大根は桂剥きにして1cm角の拍子木に切ります。これを15分下茹でします(できれば、米の研ぎ汁で茹でるとなお良し)。
- 1.をやっている間に[調味料パート]の水溶き片栗粉以外とアサリを合わせてひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を合わせてとろみを付けます。三つ葉はざく切りにしておきます。
- 1.をザルに揚げて水気を切り、器に持って2.をたっぷりかけれて、三つ葉を飾ればできあがり。
【一口メモ】
- 味はかなり薄めに付けているので最初は物足りないかも。けど、食べているうちに舌が慣れてきます。健康を考えると塩分はこれくらいがちょうど良いのです。
- 葉付きの大根なら葉も一緒に下茹でして戴きましょう。
- あれば冷凍ではなく生の殻付きのアサリを使うと出しの風味がぐんと上がります。ちょっと食べづらいけど1ランク上の一品になりますよ。
- もしあれば、軽く炒った干しエビを餡に加えると風味に香ばしさが加わってこれまたグレードが1ランク上がります。