市販の麻婆豆腐の素にはなぜ豆腐やひき肉が入っていないのか?その理由を解説する記事をネットで見かけたことがあります。
件の商品を販売しているメーカーの出しているコンテンツでしたので信憑性は高いかと思います。
技術的に豆腐などを入れるのが難しいから?
答えはNO。
イマドキのレトルトパックなら別に難しいことではないそうです。
正解は購買意欲を削がないため──なんですって。
どういうことかというとレトルトを温めてお皿に盛るだけでは「調理する」工程がない。
なんだか家事をサボっているようで気が引ける──そう考えて、せっかくスーパーの棚に手を伸ばしかけていたお母さんが手を引っ込めてしまうかもしれない。
そうならないようにするための配慮だとか。
そこで、「豆腐とひき肉はご自分で用意して下さい」「それらをまずは炒めてください」「それから本品と合わせて和えればあっという間に麻婆豆腐のできあがり」という流れを作っているのだそう。
そうすることで家事をサボっているという罪悪感を軽減して購買意欲が萎えるのを防ぐ魂胆なのだとか。
メーカーもいろいろなことを考えるものですね。
けど、その反面。
本屋に行けば時短料理のレシピ本が大人気。
10分でできる○○包丁要らずの△△ずぼらな人の□□どんだけ手を抜きたいんだよってツッコみたくなるようなタイトルが平棚に躍っております。
さしずめこの小鉢などはそういった手抜き料理の中でも最古参。
居酒屋でも次の皿が出てくるのを待つ間のつなぎに注文する人は多いのではないでしょうか。
【材料】(1人分)
-調理時間:1分-
- 山芋:3cm
- 焼海苔:1枚
- 醤油系調味料(醤油、ポン酢、めんつゆなど):適宜
- わさび:少々
【作り方】
- 山芋は皮を剥いて縦半分に切り更に5mm厚の短冊切りにします。これを小鉢に入れて醤油系調味料とよく和えます。細切りにした焼海苔と山葵を添えればできあがり。
【一口メモ】
- 定番中の定番な居酒屋料理ですが外さない味です。コツも何もいらないので「料理が苦手」という人にもオススメですよ。
- おかずにもなりますがやっぱり晩酌のお供という佇まいの一品。得利に酒を注いでスタンバイしてから作りましょう。「なんかない?」と酒を飲みながら言ってくる旦那を黙らせるのにも有効な皿です。
- 醤油系調味料は使うものによって風味が変わってきますのでその日の(その夜の)気分でチョイスしてみて下さい。
- 山葵の代わりに柚子胡椒を使うと風味が変わって楽しいです。ただ塩分が多いので醤油は控えめに。