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根菜の料理(和食)

山芋ときゅうりの梅肉ごま和え

1994年、キャメロン監督とシュワルツェネッガーのターミネーター・コンビがタッグを組んだ、ゴージャスなスパイ映画が公開されました。

タイトルは「トゥルーライズ」。

製作費1億1500万ドル──日本円なら約120億円。

「1分1億円の映画」なんて言われていましたね。

シュワちゃんの役どころはコンピュータ会社のセールスマンをしているマイホームパパ。

ただ、それは表の顔。

裏の顔は大統領直属の国家保安組織「オメガ・セクター」所属のスパイという設定。

なんだかSPY×FAMILYみたいなプロットです。

お気に入りのシーンは、奥さんが電話で男と密会の約束をしているのを目撃したシュワちゃんが「もしかして不倫?」と疑うくだり。

相手を尾行するために最新鋭の戦闘機だの重火器だのを総動員する姿に、お腹を抱えて笑ってしまいました。

国家権力の濫用だろ(笑)

料亭の板前が異世界で居酒屋を開き王侯貴族の舌を唸らせる──

世界的外科医が異世界で重症患者を救いまくる──

学生が学んだ経済学(政治学だったかも)を武器に傾いた王国を再建する……。

今ではラノベ・アニメでおなじみの「俺つええ」系プロットですが、1990年代当時はまだ新鮮味があり、ワクワクしながら観た記憶があります。

ただ──まさか、自分がそのシュワちゃんと同じ立場になるとは思いませんでした(笑)

現役時代、僕は数千万規模のプロジェクトを管理するプロジェクトマネージャという仕事をやっていました。

自分で言うのもなんですが、予算管理に関してはガチのプロで、あらゆる手管を駆使してプロジェクトの赤字化を防いできました。

それが……

退職して専業主夫になった今、扱う金額は「1カ月27,000円の生活費(食材・食品・日用品)」に。

マイ・ホームマネージャです。

この諸物価高騰の折、その予算でやりくりするにはかなりのテクニックを要します。

  • 食材の在庫管理はトヨタのゼロ在庫方式を応用し、徹底的に購入をギリギリまで遅らせて支出を抑える。
  • 予算をクォーター(毎月曜~日曜までの7日間)に分割し、支出の進捗管理を日次で行う。
  • 家計簿の細目をアイテム単位(鶏むね肉、濃口醤油など)に細分化し、どの店で何がいつ(何曜日に)安いかをデータベース化する。

──こうした現役時代の手管を存分に駆使して、毎月2~3000円の黒字を叩き出す自分の姿を見て「国家権力をかさに着たシュワちゃんみたいだな」と密かに自画自賛しております。

このあたりのテクニックは、いずれ別のブログで紹介しようと思っていますが、せっかくなので“安売りデータベース”から判明した、今日から役立つ豆知識をひとつ。

ちなみに、このデータベースのベースになっている店舗数はすでに77店に上ります。

よくそれだけ回ったな(笑)

調味料や飲料などメーカー品を買うなら、やはりスーパーが有利。

スーパーは「毎月○日」「5のつく日」など特売日がパターン化しているので、そこを押さえるだけで購入計画が立てやすくなります。

一方、生鮮食品──野菜・果物・肉・魚などは昔ながらの個人商店のほうが安かったりします。

理由は、中間業者を通さない仕入れ品が多く、中間マージンが乗っていないからでしょう。

なんなら、生産者(農家・漁師さん)と直接のパイプを持ち、長い付き合いで価格交渉が利くのかもしれません。

例えば、よく行く八百屋さんでこの前、ニラ2束が50円でした。

卸売市場経由なら、まず付かない値段だと思うのです。

先日、買い置きの梅干しが底をつきそうでどうしたものかと近所の八百屋へ。

紀州南高梅が250gで480円──妥当とはいえ、うーん少し高い。

と考えていた時、斜め向かいの果物屋さんが目に入りました。

八百屋さんの姉妹店で、普段あまり果物を買わないので入ったことがなかったのですが、ふと入ってみると……。

紀州南高梅 350g 298円!買いましたとも。

そして豆知識にひとつ補足をせねばなりますまい。

梅干しは果物屋さんで売られていることがあります!そういえば梅は分類上、果物かもしれませんね。

あれはお店のご主人の親戚が梅農園でもやっているのか、とつい疑ってしまいました。

で、買って帰った梅干しで早速これを作ったというわけです。

みなさんもご近所を歩く際には、ぜひ個人商店をのぞいてみることをおすすめします。

【材料】(1人分) 

調理時間:7分-

  • 山芋:4cm
  • きゅうり:半本
  • 梅干し:1粒
  • めんつゆ又は蕎麦の返し:小さじ1/2
  • 炒りごま:小さじ1/2

【作り方】

  1. 山芋は断面に大きめのフォークを刺し、コンロの直火で皮をまんべんなく炙ります。数分置いて冷まし、1cm角の賽の目に切ります。 ※炙りたては皮が非常に熱いので触らないよう注意し、その間にきゅうりを切りましょう。
  2. 山芋を冷ましている間に残りの材料を切ります。まな板に塩ひとつまみ(分量外)を置き、きゅうりを押し付けるように転がして塩もみします。これを縦4つ割りにし、さらに1cm幅の小口切りにします。梅干しは種を外し、包丁で細かく叩きます。
  3. 器にすべての材料を合わせ、よく和えればできあがり。

【一口メモ】

  • 夕方のウォーキングの道すがら「こんな料理が食べたい」と思い立ち、帰り道にレシピを組み立てました。イメージ通りのさっぱり味で、なかなか美味です。
  • 冷菜風の小鉢。夕飯にあと1品ほしい時、晩酌の“相棒”としても最適。きゅうりが安く出回る夏場に特におすすめです。
  • お好みでごま油2g(小さじ1/2)とおろし生姜を加えると中華風に。めんつゆを外して**マヨネーズ8g(小さじ2)+味噌6g(小さじ1)**に変えれば、少し洋風にもアレンジできます。

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