日本の雨期は梅雨と書いてつゆと読みます(「ばいう」とも言いますね)。
雨期は世界のあちこちで見られる気象現象ですけど日本のそれは雨脚のあまり強くない雨がしとしとしとしと一カ月かそれ以上続くのが特徴です。
とかく鬱陶しい季節ではありますが農業の一面から見ればここでしっかり降っておいてもらわないと夏の干ばつで作物が枯れてしまいますからあまり文句も言えますまい。
それに梅雨があることで「春も終わりだなぁ」とか「いよいよ夏本番」という季節の変わり目がはっきりして生活にメリハリが付くというメリット(?)だってあります。
で、この字をあてるのはたぶん梅の実が実る季節だからだと思うのですが梅酒や梅干しを作るのもこの季節の風物詩です。
特に梅干しは怖い食中毒の予防にもなってとてもありがたい食卓アイテムですよね。
先日、たっぷり入ったつぶれ梅が198円と破格でしたので買って参りました。(なぜか果物屋さんで売っていた)
そのままご飯に載せて食べても良いのですが煮物に加えると風海がさっぱりするのでお薦めです。
鬱陶しい季節には何よりのご馳走かもしれません。
【材料】(2人分)
-調理時間:30分-
- 茄子:1本
- かつおパック:5g
- サラダ油:たっぷりめ
[調味料パート]
- 梅干し:2粒
- 水:120g(120cc)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
- 砂糖:3g(小匙1)
【作り方】
- 茄子はがくを取り大きめの賽の目に切って10分水に晒します。
- 1.をやっている間に梅の実をほぐし包丁で細かく叩きます。
- 小鍋に水気をよく切った茄子とサラダ油を入れて中火で茄子の角が丸くなるまでしっかり炒めます。
- 3.に[調味料パート]を加えて一煮立ちさせ蓋をせずに中火で5分煮ます。
- 4.の火を止めて蓋をせずに5分馴染ませればできあがり。
【一口メモ】
- 味はさっぱりしているのですが油をしっかり含んでいるので腹持ちは良いです。お肉がなくてもしっかり主菜になってくれてます。
- こういう料理ではかつおパックは便利です。わざわざだし汁を引かなくても煮ながらしっかり出汁が出ます。食べるときは料理の一部になってくれるので一石二鳥ですね。
- 梅煮は他にも胡瓜、冬瓜、かぼちゃなど瓜科の野菜で作れます。ちなみに、茄子は瓜科ではなく茄子科だったりします。