ホームラン王として名高いベーブ・ルースは実はピッチャーとしても優秀だった──ということは案外知られていないかもしれません。

デビュー2年後の1916年には40試合に先発し、23勝。
最優秀防御率1.75を記録したらしい。
今風に言えば二刀流の先駆者みたいな選手だったようです。
ただ、ピッチャーをやっていると数試合に1度しか出場できずホームラン数が伸びないため、バッターに専念することになったとか。

バッターとしての彼は……。
言うまでもなしですね。
「天は二物を与えず」
なんて格言がありますが、歴史上の人物の中にはその格言がかすんでしまうような傑物が少なからずいます。
たとえば、「レオナルド・ダ・ヴィンチの職業を答えなさい」なんて問題が出たら真面目な学生は悩むかもしれません。

けど、答えは簡単。
画家、彫刻家、建築家、軍事技術者、解剖学者、科学者──どれを答案用紙に書いても正解になります。
「いったいお前は何刀流なんだよ」
って言いたくなりますね。
あるいは「数論の父」と呼ばれたピエール・ド・フェルマーは数学界の怪物で、彼が提起した「フェルマーの最終定理」はその後400年以上、世界中の数学者が挑みましたが解決に至らず。
解決されたのは20世紀末のことでした。

ところが──彼の本業はフランスのトゥールーズ議会に勤める弁護士および地方裁判官(司法官)で、数学は休暇に楽しむ、いわばささやかな趣味だったという。
いや、真面目に数学一本で生涯を過ごした数学者は暴れても良いと思います(笑)
料理の世界でもマルチタレントな食材はあまた存在します。
特に野菜や根菜の中にはいくつもの顔を持ったものがたくさんありますね。

この料理に使う大根もそのひとつ。
煮物のイメージが強いですが、コンビニに行くとサラダとして売られていたりもしますよね。
それ以外にも炒め物や実は揚げ物にも使えます。

料理ジャンルでも和食、中華、洋食となんでもこなします。
「いったいお前は何刀流なんだよ」──
なんて思わず言いたくなる根菜なのです。
【材料】(1人分)
-調理時間:9分-
- 大根:100g
- ハム(またはベーコン):30g
- にんにく:ひとかけ
- 生姜:スライス1枚
- ごま油:4g(小さじ1)
- 酒:7.5g(大さじ1/2)
[調味料パート]
- 濃口醤油:6g(小さじ1)
- 塩、粗挽きブラックペッパー:少々
【作り方】
- 大根は皮をむいて(かつら剥きして)、5mm角の拍子木に切ります。ハム(またはベーコン)は幅5mmの細切りにします。にんにく、生姜はみじん切りにします。
- フライパンににんにく、生姜、ごま油を入れて中火にかけます。香りが立ってきたら大根を加えて1分炒めます。さらにハム(またはベーコン)を加えて30秒炒めます。
- 2.に酒を加えてひと煮立ちさせます。さらに[調味料パート]を加えて、絡めながら水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- にんにく、ごま油を使って中華風のテイストに仕上げました。夕飯のおかずにしても良いし、冷めても美味しいのでお弁当のおかずにもおすすめですよ。
- 大根は煮物のイメージが強いですが、実はマルチタレントな根菜です。こんな風に炒め物にも使えますし、サラダにしても美味しい。お刺身のツマが残ってしまったら衣を付けてかき揚げ風の天ぷらにしても美味しいのです。
- ごま油の代わりにオリーブオイルで炒めて洋風にするのもありです。その場合は仕上げにマヨネーズとバルサミコ酢(またはワインビネガー)を少量加えるとコクがぐっと増すのでおすすめです。

