マスク、トイレットペーパー、ティッシュペーパーに端を発してコロナ禍の中、いろいろなものが品薄になりました。
強力粉がどこでも売り切れになったのは目が点になりましたね。
薄力粉と違って汎用性の低い食品なのに買ったひとは使いきれるのかなとか思ったなぁ。
転売屋が暗躍したという説もありますが、それ以外でも誰か1人がかごにひょいひょい入れていたらそれを見た他の人達が釣られて大量買いという現象が起きていたみたい。
つくづく集団心理の怖さが身にしみます。
誰が言い出したのか知らないけれど、納豆がコロナに効くなんてデマが流布されたらしく一時期は納豆も売り切れ続出でした。
ま、それを信じて買っちゃう人を笑う気にもなれないんですよね。
その人は必死だろうから。
けど、ちょっと考えれば未だにワクチンの目処すら立っていない時期だったのに特定の食品が効くことが立証されるわけがないということはちょっと考えればわかることです。
さすがにそのデマは長続きしなかったようですぐに普通に納豆が売られるようになってきました。
ということで、騒動が落ち着いた頃、納豆を買って帰ってこんな料理を作りました。
【材料】(2人分)
-調理時間:18分-
- ご飯:2膳分
- 鶏もも肉:1枚
- 白ねぎ(白い部分):20cmくらい
- ごま油:少々
- サラダ油:少々
- 薄力粉:少々
[下味パート]
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- 酒:5g(小匙1)
- おろし生姜:1かけ分
[タレパート]
- 納豆:1パック
- 濃口醤油:27g(大匙1.5)
- 酒:15g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
- 酢:15g
【作り方】
- 鶏肉の皮目にフォークでぷすぷす穴を開けます。鶏肉と[下味パート]を合わせて10分漬け込みます。
- 1.をやっている間に白ねぎは6等分します。フライパンにごま油と白ねぎを入れて中火にかけこんがり焼きます。それをやっている間に納豆に添付のタレ、辛子を加えてよく混ぜておきます。
- 2.のフライパンに[タレパート]の納豆以外を加えてひと煮立ちさせます(鶏の下味に使っている調味料も加えます)。これを器に移して納豆を加えてよく混ぜます。
- 鶏肉の皮目に薄く薄力粉をまぶして2等分します。サラダ油を入れたフライパンに皮目を下にして置き弱めの中火にかけます。蓋をして5分ほど焼き目が付くまで焼きます。更に鶏肉をひっくり返して3分焼きます。
- ご飯を器によそい、細切りにした鶏肉を載せます。これに2.のタレをたっぷりかければできあがり。
【一口メモ】
- タレがめっちゃ濃厚で食欲をそそられます。それでいて酢の酸味がさっぱりした後口を演出してくれるのでくどくないです。けど、鶏と納豆の相乗効果で結構ボリュームのある丼になってますよ。
- このレシピの段取りポイントは鶏肉の下味付けをしている間にタレを仕上げること。その後、鶏肉の焼き工程と間を置かずにスイッチすれば短時間で仕上がります。
- タレを作った後、同じフライパンで鶏肉を焼く場合は必ずフライパンを洗ってください。タレは非常に焦げやすいので鶏の表面が真っ黒になっちゃいます。
- お好みで山椒や七味唐辛子を振っても美味しいですよ。