2023年春アニメにちょっと懐かしい作品のシーズン2がかかっています。
そのタイトルは……「異世界はスマートフォンとともに2」。
神様の手違いで死んでしまった高校生の少年がそのお詫びに特別なスマートフォンを持たせてもらって異世界に転生するお話。
で、行く先々で美少女にモテまくるという──と、聞けば「ああ、手垢のつきまくったなろう系(「小説家になろう」というサイトに投稿されたライトノベルの総称)ね」と思う人もいるかとは思うのですが、その評価はいささか不当です。
なぜなら、本作のシーズン1はそのなろう系アニメのわりと先駆的なのですから。
時系列的に考えると「手垢が付いている」という表現はちょっと不当な気がします。
ちなみにこの作品の略称は「イセスマ」と申します。
さて、今を去ること26年前の1997年。
僕はとある舞台の企画に参加しておりました。
その企画の名は「伊勢『スサノオ』を歌う」会、略して「イセスサ」(って、長い前振りだw)。
ざっくり言うと、全国の神主様の寄り合いの発案で、青島広志作曲、合唱組曲『スサノオ』(須佐之男命を主人公にしたミュージカルの合唱版)を伊勢神宮に奉納しようという企画でした。
その数年前に初演を踏ませて頂いていたご縁で僕の所属する合唱団はまるっとその企画に乗ったのですが、「せっかく伊勢に行くのに歌って帰ってくるだけではつまらない」と舞い上がっておりました。
前乗りしてパルケエスパーニャに行くわ、おかげ横丁をぶらぶらして名物「伊勢うどん」を食べるわ、帰りにはもちろん赤福餅を買って帰るわ、すっかり伊勢を満喫させて戴きました。
あ、ついでに伊勢神宮にもお参りしました(ついでかよw)。
そして、これ。
名物「てこね寿司」もしっかり戴いたのでした。
【材料】(1人分)
-調理時間:7分-
- ご飯:1膳分
- カツオかマグロのサク:100g
- もずく酢:カップ1個
- 大根:5mmの輪切り
- (市販の)寿司酢:大匙1
- 大葉:2、3枚
- 白ごま:適宜
[ヅケパート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- サクはちょっと厚めの3mm厚くらいに切ります。[ヅケパート]の味醂を器に入れて電子レンジの300ワットくらいで30秒チンしてアルコールを飛ばします。これに[ヅケパート]の残りを加えてサクと合わせ1時間冷蔵庫で漬け置きます。
- 1.の工程の終わりに合わせて大根はかつら剥きにしてみじん切りにします。大葉は千切りにします。ご飯にもずく酢、大根、寿司酢を合わせてよく混ぜます。
- 2.を皿に盛り、1.を載せて大葉、白ごまを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- てこね寿司は伊勢の名物でちらし寿司のヅケ版といったところ。さっぱりした寿司飯にしっかり味の沁みた刺身がよく合います。
- 本来は普通に寿司飯を使うのですがちょうど市販のもずく酢(カップに入ったやつ)の手持ちがあったので使ってみました。味を見たらちょっと寿司飯のインパクトが弱かったので寿司酢で強化してあります。
- 今回は手持ちがなかったので大葉を省きましたが本式のてこね寿司では必須。できれば買いそろえて使ってください。
- 使う刺し身はカツオ、マグロあたりが定番ですがぶり、すずき、さわらなど脂の乗った魚ならなんでもあり。スーパーや魚屋さんを覗いて旬のもの、安いものを選びましょう。
- 盛り付ける器はできれば飯切(はんぎり=寿司桶のことです)を使うとよりいっそう、それっぽい雰囲気が演出できます。