とある年のGWのさ中、今日はもろもろ家の片付けをしましょうと決めていたのですがあまりにも天気が良かったので、これは家に籠っていたらバチが当たると勝手に決めて、急きょお弁当を拵えて日比谷公園にピクニックに行きました。
この公園は広くてお弁当が食べられるテーブル付きのベンチも豊富にありお気に入りの場所の一つです。
で、最寄りの有楽町駅で降りてハタと気付いた。箸もスプーンも持ってない(;_;)
仕方がないので駅前のLOFTに行って食器を見繕いました。
けど、箸もスプーンも家に帰ったらたんとある。
一回こっきりの食事に使ったらあとはほとんど使わなくなる可能性大。使わない道具を購入するなんてのは僕の信条に反する。などと思い悩んだ末、巡り合ったのがこれ。
リゾットスプーンと申します。見ての通り匙の面積が狭くて底も浅い。
だから一度に掬える量が少なくてお粥やリゾットのように熱い料理をふうふうしながら食べるのに向いているのです。
冷まし易い工夫なんですよね。
これは猫舌気味の僕には嬉しいアイテムかもと即断で購入した次第。
で、折角買ってきたのでさっそくリゾットを食べてみましょうと、この料理を作りました。
具材は春が旬のホタルイカでトマト仕立てにしています。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- ご飯:1膳分
- ホタルイカ:10尾くらい
- 水:100g(1/2カップ)
- バター:12g(大匙1)
- にんにく:ひとかけ
- 玉ねぎ:1/8個
- トマト缶:100g
- ドライパセリ:少々
[調味料パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
- 白ワイン:15g(大匙1)
- 粉チーズ:適宜
【作り方】
- 玉ねぎ、にんにくはみじん切りにします。
- 小鍋にホタルイカと水を入れてひと煮立ちさせ弱火にして3分煮ます。これを器に取っておきます。
- 2.の小鍋にバターとにんにくを加えて弱火にかけて香りが立ってきたら玉ねぎを加えて3分ほど玉ねぎが透明になるまで炒めます。
- 3.にトマト缶と[調味料パート]を加えて中火にし1分ほど煮込みます。
- 4.にご飯と2.を加えてひと煮立ちさせ弱火にして蓋をし3分蒸し煮すればできあがり。器に盛ってドライパセリを振ります。
【一口メモ】
- ホタルイカから出た出汁、玉ねぎやにんにくの香味、トマトの酸味が混然一体となってすごく良い感じ。ほっこりする洋食です。
- 味の要は塩の分量です。便宜上、2gと書きましたが他の食材の量や煮詰め加減で味の濃さは変わってきます。必ず少な目から始めて味を見ながら仕上げて下さい。食べている間も水分が蒸発して味は濃くなっていくので少し物足りないと思うところで止めるのがコツです。
- 写真に写り込んでいるスプーンはリゾットスプーンと言って掬える量が少なめに工夫されたスプーンです。猫舌の方には特にお薦め。僕はLOFTで購入しました。
- このレシピはトマト系リゾットの基本形になります。今回は旬のホタルイカを使いましたが具材を他の海鮮や淡白な鶏肉などに替えても楽しめますよ。