オススメ



和麺

胡麻塩レモンうどん

横浜に単身赴任していた頃、家の近所にテイクアウト専門の海鮮丼屋さんがありました。

どれでも1コイン(500円)!

という価格設定も嬉しいポイントなのですがそれ以上に感動的なのは丼の酒類が100種類以上あったこと。

毎日毎日海鮮丼ばかり食べていたとしてもコンプリートまでには4カ月近くかかっちゃう(てか、その前に海鮮丼以外が食べたくなるだろw)。

丼の種類の多さの秘密はずばり組み合わせの妙味。

ネタの種類は数種類なのですがその組み合わせを変えていけばあっという間に丼の種類3ケタを達成してしまうという。

喩えて言えばレゴのようなブロック玩具を組み合わせることで飛行機でも車でも家でも橋でも作れちゃうというのに似てるかな。

その証拠に丼には注文しやすいようにナンバーが振ってあるのですが後半のナンバーの丼の中には

「フランス丼(マグロ、イカ、〆鯖の組み合わせ。フランス国旗は赤、白、青なので)」や

「イタリア丼(オクラ、イカ、マグロの組み合わせ。イタリア国旗は緑、白、赤なので)」

なんて無理やり感満載な丼も並んでいましたっけ。

その強引さはご愛敬としてそれでも違うものを組み合わせれば別の料理になるという発想は新鮮で刺激的でした。

日々の献立がマンネリ化した時など僕もよく

「この料理のコレをアレに変えたらどうだろう」

なんてパーツの組み換えによるアレンジを考えたりしますが多分にこのお店の影響によるもののような気がしています。

たとえば「お昼はおうどんにしましょう」──と決めたとしても

「いつも醤油ベースのつゆじゃつまらない。中華スープにしたらどうだろう。いやクリームスープやトマトスープなど洋風も捨てがたい」

なんて発想したりしちゃいます。

おかげでオーソドックスな醤油のつゆに浸かったうどんを長らく食べていない気が……をい。

このレシピのうどんを作った時も連日の暑さでさっぱりしたものが食べたい。

でも、冷やしうどんは飽きた。

という自分のワガママに応える形で作った気がするな。

材料は数種類でも組み合わせは無限大!

これって料理のアレンジを考える上でとっても重宝する真理だと思うのです。

【材料】(1人分) 

調理時間:12分-

  • うどん(乾麺):1束または生麺1玉
  • 豚バラスライス:30g
  • 卵:1個
  • 塩:1g(小匙1/6)
  • ごま油:4g
  • オクラ:1本
  • 黒ごま:適宜

[スープパート]

  • 水:250g(250ml)
  • 鶏がらスープの素:小匙2
  • 蕎麦の本返しまたはめんつゆ:小匙1
  • すり胡麻:小匙1
  • [仕上げパート] レモン果汁:10g(小匙2)

【作り方】

  1. うどんを茹でる湯(分量外)を沸かしてうどんを規定時間茹でます。茹で上がったらざるに揚げて流水で〆ます。うどんの茹で上がりラスト1分になったらオクラを投入して一緒に茹でてください。茹で上がったオクラはすぐに冷水に浸けて粗熱を取ってから小口切りにします。
  2. 1.と並行して[スープパート]を小鍋に合わせひと煮立ちさせて火を止めます。
  3. 1.と並行して一口大に切った豚バラに塩1グラムをまぶして冷たいフライパンに重ならないように並べてごく弱火で7分焼きます。ひっくり返して更に3分焼きます。
  4. 1.と並行して湯呑みなどに卵を割り入れて水15g(大匙1:分量外)を加えて電子レンジの200~300ワットで15秒チンします(卵白が白くならない程度に火を通すのがコツです)。
  5. 2.を再度煮立たせます。1.を丼に入れ2.を注いで[仕上げパート]を回しがけます。これに豚バラ肉、オクラ、卵をトッピングして黒ごまを散らせばできあがり。 ※卵は茶こしなどでこして水を捨てる必要はありません。そのまま水ごとドボンと加えても大匙1程度の水ならスープの味はあまり薄まりませんので。

【一口メモ】

  • すり胡麻の風味が食欲を刺激してくれます。更につゆのテイストは塩レモンなので豚バラの脂っこさを良い感じに和らげてくれています。
  • ある程度食べたら卵を崩しながらスープの味変を楽しんでください。ごく軽く火を通してあるので黄身が濃厚で美味しいですよ。
  • トッピングはあくまで一例です。塩ラーメンに近いテイストの麺料理ですので冷蔵庫のあり合わせと相談してラーメンに合いそうなものを見繕ってください。

レスポンシブ

-和麺

Copyright© 料理なんてだいきらいっ!! , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.