動物や魚の肉を細かく叩き、あるいは挽いて、つなぎを使って丸く整形する料理は洋の東西を問わず存在します。
日本では一般につくねと呼ばれる料理ですが、魚で作るとしんじょなんて呼ばれたりもしますね。
洋風ではハンバーグだってつくねと呼べなくはないです。
トルコなど中近東の多くの国で食べられるキョフテもエスニックなつくね料理と呼んで良いと思います。
ならば中華のつくねがあったって良いじゃないかとお弁当のお菜にこれを作ってみました。
つくねの良いところは肉だけじゃなくて野菜をたっぷり練り込めるところ。
栄養価やボリュームの面だけでなく、味がぐっと複雑になってワンランク上の料理になるのですよ。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
[つくねパート]
- 鶏ミンチ(もも又は胸):200g
- キャベツ:わりとたっぷりめ
- パン粉:3g(大匙1)
- 卵:1個
- 塩、ブラックペッパー:少々
- 粉山椒:少々
- 生姜:ひとかけ
[タレパート]
- 醤油:18g(大匙1)
- 酒:30g(大匙2)
- 味醂:18g(大匙1)
- 甜麺醤:6g(小匙1)
- 鶏がらスープの素:2g
[仕上げパート]
- ごま油:適宜
【作り方】
- [つくねパート]のキャベツ、生姜をみじん切りにし、残りの材料を加えてよくこね、数等分に分けて小判型に整形します。
- フライパンにサラダ油(分量外)を入れて強火にかけ、1.を入れて両面に焼き色を付けます。火を弱めて蓋をし2、3分焼いて芯まで火を通します。
- 2.に[タレパート]を加えて強めの中火にし絡めながら水気がなくなるまで焼きます。
- 3.を皿に盛り、ごま油を適宜かければできあがり。
【一口メモ】
- 山椒、生姜、ごま油の風味が食欲をそそります。味は照り焼き風なのですが、甜麺醤の甘みが「あ、中華」って感じに仕上げてくれています。
- キャベツ以外にありあわせの野菜を多品種投入すれば栄養価がアップ、味も複雑になって料理がワンランクアップした感じがしますよ。
- 山椒の代わりににんにくのみじん切りかガーリックパウダーを使ってもいい感じです。