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牛肉の料理(和食)

牛肉とさつまいものバターしょうゆ煮

今も昔も学校には理不尽なルールや約束事が付きまとうものですが、その最たるものは『夏休みの宿題』というやつじゃないでしょうか。

まるで、休みの日も仕事をしろというブラック企業さながらの所業。

労基署に駆け込めない分、よけいに質が悪いと思います。

そんな夏休みの宿題の中でも特に学生を悩ませる難敵が「読書感想文」というやつではないでしょうか。

そもそも感想文の書き方など教わっていないのに、いきなり書けというのがどれだけむちゃなことかと切に訴えたい。

自信を持って断言しますが、大半のクラスメイトの感想文はくどくどとあらすじを書くだけの作文になっていたに違いありません。

だって、僕がそうでしたから(笑)

とはいえ、物語のあらすじを書くという作業自体も難易度が高いと知ったのはずっと後になってのことでした。

で、突き詰めていくと全ての物語のあらすじは1文の「ログライン(物語の骨子)」で書けるんですよね。

ちょっとやってみましょうか。

  • 外遊中の王女が宿舎を抜け出してつかの間のバカンスを楽しむが、己の責務を自覚して王族としての日常に戻っていく物語(ローマの休日)
  • 母の療養のため田舎に越してきた姉妹が森の主と心を通わせる物語(となりのトトロ)
  • 家族を鬼に皆殺しにされた少年が艱難辛苦の末、宿敵を倒す物語(鬼滅の刃)

こうやって書くと、小学校の頃に書いたあのくだくだしい作文はホントになんだったんだろうと思ってしまいます。

あらすじが物語の内容を理解させる役割を担っているのに対して、ログラインは観客、読者の興味を惹き付けるというキャッチコピー的な役割を持っています。

なので、例えば「この物語の結末はけっして誰にも話さないでください」なんて抽象的なものもありっちゃありです。

その延長で最近面白い遊びにハマっています。

●●(●●は映画や小説のタイトル)を諺や故事成語に喩えると何?いろいろ考えてみて自分なりの答えが出せたらChatGPTに質問して、答え合わせをしてみるという一人遊び。

まあ、ちょっと暗いですが(笑)

簡単なやつでいくと「平家物語」は、盛者必滅会者定離や栄枯盛衰となるでしょう。

「鬼滅の刃」を喩えると臥薪嘗胆かな。

「となりのトトロ」を喩えるとすると、「夢か真か」という成語あたりですかね。

夢だけど夢じゃなかったってセリフもあったし。

あるいはストーリーに寄せると「災い転じて福となす」というのもありかも。

ちょっと苦しいけど。

では、問題。

國木田独歩の代表作「牛肉と馬鈴薯」を諺、故事成語に例えるとすれば何?

僕的に一番しっくりくるのは「花より団子」かな。

というか、タイトルは聞いたことがあるけど、そもそも「牛肉と馬鈴薯」ってどんな話なのか知らない人の方が多い気がします。

僕だってわりと最近までは「文明開化が浸透してきて最近はこういうものも珍しくなくなったな」なんて言いながら主人公が肉じゃがを食べる話──なんじゃないかなと勝手に思ってました。

実際は、見当違いも甚だしくて、明治の知識人を自負する男たちが牛肉(=滋養のあるビフテキを好む現実主義)と馬鈴薯(=大自然の中で素朴に暮らす理想主義)について、人はどちらの生き方を選ぶべきかという議論を戦わすような話なのだそうです。

ホント、ぜんぜんちゃうやん。

で、小説の結末としてはどっちの生き方が良い悪いという結論は出ないのですが、なんとなく「花より団子」、「ポテサラよりビフテキ」だよなぁと僕的には思ってしまった次第。

おせち料理で残った材料を使ってこんな料理を作りながら、やくたいもないことを考えておりました。

「牛肉と馬鈴薯」ならぬ「牛肉と甘藷(=さつまいも)」なのですけど。

【材料】(1人分) 

調理時間:15分-

  • 牛こま切れ肉:100g
  • さつまいも:100g
  • サラダ油:4g(小さじ1)
  • バター:5g

[煮込みパート]

  • 水:50g(カップ1/4)
  • 濃口醤油:13g(小さじ2強)
  • 酒:15g(大さじ1)
  • 味醂:9g(大さじ1/2)
  • 砂糖:3g(小さじ1)

【作り方】

  1. 牛肉は食べやすい大きさに切ります。さつまいもはヘタを落として皮付きのまま縦半分に切ります。さらに、7mm厚の半月切りにします。
  2. 小鍋にサラダ油を入れて中火にかけます。これに牛肉を加えて色が変わるまで炒めます。さらにさつまいもを加えて1分炒めます。
  3. 2.に[煮込みパート]を加えてひと煮立ちさせます。蓋をして弱火にし、8分煮込みます。
  4. 3.の蓋を取りバターを加えて中火にします。そのまま蓋をせずに1分煮込めばできあがり。

【一口メモ】

  • さつまいもの優しい甘みとバターのリッチな風味がごちそう感をぐっとアップする一品です。
  • 栗きんとんで使ったさつまいもが残っていたのでお肉と合わせてみました。毎年、おせち料理を食べ終えるとこういった余禄のような料理が食卓に並ぶな(笑)
  • 2人分作る場合は材料表の水以外を倍の量にしてください。蒸し煮に近い料理で水分はあらかた飛ばすので、水の量は少なめの方が楽です。

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