オススメ



その他ご飯もの

ねこまんまオムライス

「ねこまんま」という食べ物の存在を耳にしたのはいくつくらいの時だったでしょうか。

定かではないのですが、たぶん小学校に入ってすぐくらいの頃に、クラスメイトから聞かされたような記憶があります。

僕の実家はわりと食に関しては厳格で、子供にジャンクなものを食べさせてはいけないという風潮がありました。

大正生まれで女学校に通った祖母がいて(しかも級長をやっていたらしい)、その祖母に育てられた母がいる家庭なので、そうなっちゃったのかな。

そんな家庭でしたから、お祭りでも自由に買い食いはできなくて、親が買ってくれたものを食べていた記憶がありますし、市販のお菓子もできるだけ避けて、手作りのお菓子を与えられていた覚えがあります。

その頃の僕はそれほど食に執着がなかったので、それを窮屈だと思ったことはあまりありませんでしたが、級友が語ってくれた「ねこまんま」には珍しく食指が動いて、「いつか食べてみたい」と思うようになっていました。

ねこまんまと呼ばれる食べ物には実は系統が2種類ありまして、冷ご飯に熱々の味噌汁をかけるスタイルと、白ご飯にかつお節を加えて醤油をかけるスタイルがあります。

僕がねこまんまと認知して憧れていたのは、もっぱら後者でした。

大学生になって下宿暮らしを始めた頃に、長年の夢を果たすべく、ねこまんまを作ってみたのですが……、なんか想定範囲内のテイストでちょっとがっかりした覚えがあります。

ま、かつお節が入っているとはいえ、所詮ごはんに醤油をかけただけの食べ物ですからね(笑)

けど、手軽に作れるので、食材が乏しい時などに今でも時たま作っています。

過日、どういうはずみかわかりませんが、朝目を覚ましたら「ねこまんまオムライス」という奇妙なワードが脳内をくるくる回っておりまして、これは作れということかなと勝手に解釈して、ランチにこんな料理を作ってみました。

が……、なんかめちゃ旨い!

明らかにチープな料理とは言い難い旨さなのです。

「醤油以外にバターや鶏がらスープの素をご飯に混ぜる」、「卵を卵黄、卵白に分けてふわふわのスフレオムレツにする」など、大学時代の自分では絶対思いつけないようなテクニックが随所に込められていて、その工夫が料理のグレードを引き上げてくれているんだなと思い至りました。

なんか──学生時代の自分にこれを食べさせて、どやっ、と言ってみたい気分になったランチでした。

【材料】(1人分) 

-調理時間:8分-

  • ご飯:1膳分
  • サラダ油:4g(小さじ1)
  • 卵:1個
  • 砂糖:3g(小さじ1)
  • 青のり:適宜

[ねこまんまパート]

  • かつお節:1パック(1.5?2.5g)
  • 濃口醤油:6g(小さじ1)
  • 鶏がらスープの素:小さじ1/2
  • バター:10g

【作り方】

  1. ご飯は冷めていれば電子レンジで温めておきます。これに[ねこまんまパート]を加えてよく混ぜ込みます。
  2. フライパンにサラダ油を入れて強火にかけ、十分に温まったらコンロからおろして濡れ布巾に載せます(ジュッという音がします)。音が止んだら、フライパンをコンロに戻します。
  3. 2.と並行して卵を卵黄と卵白に分けて卵白に砂糖を加えて30秒泡立て、軽いメレンゲ状態にします。これに卵黄を加えてざっと手早く混ぜます。 ※卵黄を加えたらさっと混ぜる程度にし混ぜ過ぎないのがコツです。
  4. 2.のフライパンを中火にかけ卵液を流し入れます。フライパンを傾けながら卵液を円形に広げます。30秒焼いたら蓋をして火を止め、1分30秒蒸らします。
  5. 1.を茶碗に詰め、盛り付ける皿でひっくり返して型抜きします。これに4.をかぶせて青のりを振ればできあがり。

【一口メモ】

  • バターをたっぷり使ったねこまんまはコクがあってうっとりするような美味しさ。とてもジャンクな食べ物とは思えません。ふわふわのスフレオムレツの食感も楽しいですよ。
  • 味の要は鶏がらスープの素。これをほんのちょっと加えるだけで箸を止められないヤミツキ飯に変身するのです。
  • 手順が簡単なのでこのレシピでは天津飯のようにご飯に卵焼きをのせるスタイルにしています。よりオムレツっぽく盛り付けたいなら4.の卵焼きの半円分の範囲に1.を均等に盛り付け、卵焼きの奥の端を菜箸でつまんで布団をたたむ要領でねこまんまに被せて卵でご飯を包んでください。
  • 具材はねこまんまらしくかつお節オンリーにしていますがツナ缶、鮭やかつおのフレークを加えるのもありです。さらにみじん切りにした野菜を炒めて混ぜ込めば栄養満点の一皿になりますよ。

レスポンシブ

-その他ご飯もの

Copyright© 料理なんてだいきらいっ!! , 2026 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.