僕の中で「ベトナム」という国の記憶をたどると《戦争》という単語と切り離せません。

僕が物心ついた頃はアメリカとソ連を巻き込んだ(というか主導していた)戦争の真っ最中。
子供心になんか大変な国だなぁと思っていました。
その戦争の悲惨さは後にさまざまな映画や舞台劇を通して垣間見ることができました。
中でも印象に残っている作品は本田美奈子がヒロインを演じた「ミス・サイゴン」。
物語よりもあの小さな体でよくもあれだけの声が出せるもんだと感心したのを覚えています。

けど、いろいろ複雑な彼の国で人々はどんなものを食べているんだろうというポイントに興味を絞られてしまうのはいかにも僕らしい。
ただ、手控えをひっくり返してみると意外にいろいろ作っているもんだと感心しました。
鶏のだしが利いた麺料理のフォー、甘くて辛いパクチー香る不思議な味の炒飯、ベトナム風お好み焼きと呼ばれるバインセオ、揚げ春巻きに生春巻きなどなど。

美味しそうなものを片っ端から試作していました。
そして数年前の晩ごはん、僕のベトナム料理のレパートリーに新しく加わったのがこれ。
くせのあるニョクマムの風味が食欲をそそる一品です。
【材料】(1人分)
-調理時間:30分-
- ご飯:1膳分
- 鶏もも肉:100g
- 蓮根:50g
- エリンギ:1本
- 生姜:ひとかけ
- サラダ油:少々
- 粗挽きブラックペッパー:たっぷりめ
- (あれば)パクチーみじん切り:少々
[下味パート]
- ニョクマム(またはナンプラー):6g(小匙1)
- サラダ油:4g(小匙1)
- 粗挽きブラックペッパー:少々
[調味料パート]
- ニョクマム(またはナンプラー):9g(大匙1/2)
- オイスターソース:9g(大匙1/2)
- レモン果汁:7g(大匙1/2)
【作り方】
- 鶏肉は1cm角に切り[下味パート]をまぶして20分置きます。蓮根は3mmにスライスして更に半月に切り10分水にさらしてザルに揚げ、水気を切っておきます。生姜はみじん切りにします。エリンギは細切りにします。
- 冷たいフライパンに鶏肉を入れ弱火にかけてじわじわ焼いていき片面に焼き色を付けます。これにサラダ油と蓮根を加えて中火にし、蓮根が透き通るまで炒めます。
- 2.に生姜とエリンギを加えてさっと炒めます。[調味料パート]を加えて水気がほぼなくなるまで炒めます。
- 3.が熱いうちにご飯に混ぜ込みます。仕上げに粗挽きブラックペッパーをたっぷり振ってパクチーを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- ニョクマムの癖のある風味がヤミツキになります。僕なんかはこの風味に食欲をそそられるのですが好みが分かれるところかも。パクチーを加えると更に好き嫌いが分かれそうですね。
- お好みで鷹の爪を入れてホッとな一杯にするのもオススメ。思わずかきこみたくなりますよ。けど、後で水がほしくなるかな。
- かなり強い味のご飯なので合わせるおかずは薄味だと負けます。酸味が強いなどちょっと癖のあるものがオススメ。
- 鶏肉を海老に置き換えても美味しく作れます。

